2018/04/15

税理士業界で働くようになったのは、私が28歳のときです。それから5年間、都内の税理士法人で多くの経験を積む毎日を過ごしました。そして経験を重ねるほどに、人と深く交わるこの仕事のやりがいを感じ、やはり税理士資格を取得しようと一念発起、慣れ親しんだ職場と良い出会いばかりだったお客様との別れはなんとも悲しかったですが、33歳でエイヤっと退職して残っていた試験科目を一年間でなんとか合格しました。
昨年末に合格となり、一日も早く税理士として仕事がしたい!と年明けから意気込んでいますが、しかし!・・・7月1日まで、事務所を開設して仕事を始めることはできません。というのも、税理士事務所の開業には、日税連による税理士名簿への登録が必要なのです。これがなかなか、あっさりと終わらないのです。
税理士登録の流れ
税理士登録の手続きは、①試験合格など要件を充足→②登録申請書を作成→③税理士会に申請書一式を提出→④税理士会・日税連が登録妥当か調査→⑤税理士名簿に登録→⑥税理士バッジ渡される という流れです。
登録申請での落とし穴
現在、私は④の最中ですが、とにかく③の申請書一式の提出に時間がかかりました。申請書と必要添付で何十枚にもなるのですが、やっとの思いで用意して、いざ税理士会に持参しても、厳格に様式が決まっているため誤字や記載洩れはもちろん、正直それは許してくれませんか~ということも指摘され、完璧に揃ったら来てくださいと受領してもらえず、修正を重ね、ただただ日数が過ぎていきました。
こんな状況を、先輩税理士さんに愚痴ると「自分の時もそうだった・・」と登録申請の際の苦労を話す方が多数。あるあるネタのようなもので、多くの方が躓いてきていたのです。
書類提出をスマートに終わらせるコツ
そんななか、あるひとりの税理士さんが、「自分は全く苦労しなかった」いうのです。どうしてなのか?よくよく聞いてみて理由が分かりました。
答えは、申請書一式をある程度揃えたら、提出に行く前に税理士会の提出窓口に電話して、事前確認をお願いして、FAXで一式送付して修正点や不足資料を照会していたということでした。このひと手間によって、実際に提出に行くのは1度きりで、楽に終わっていたのです。
これから登録申請を始める方は、こんなシンプルなことでスマートに書類提出が終わるので、この方法を試してみてはいかがでしょうか。
≡編集後記≡
会社帰りにジムに寄りました。ここ最近はサウナ替わりになっていたのですが、久しぶりに走りました。会社勤めと開業準備の時間の切り替えに使っています。